ドライアイについて

ドライアイについて

現在、日本でドライアイに悩まれている方は、2,200万人いるとも言われています。国民のおよそ6人に1人が悩んでいるという計算になりますので国民病といっても過言ではありません。
ドライアイは涙の分泌量が少ない場合、あるいは量があったとしても目を保護できるだけの質が保たれていないために、目の表面が乾きやすくなってしまう場合の2パターンがあります。原因は様々ですが、加齢やコンタクトレンズ装用、まばたきの回数が少ない、ストレス、喫煙、病気(シェーグレン症候群など)、過度のVDT作業(パソコンのモニタを見ながらの長時間のデスクワーク)、室内や気候による乾燥などが挙げられます。

ドライアイの治療

主に点眼薬と涙点プラグによる治療を行います。
治療はもちろんのこと、原因がはっきりしている場合はその原因を改善していくことも大切です。VDT作業が原因ならこまめに休憩をとる、部屋の乾燥が原因なら加湿器を使用する、コンタクトレンズが原因なら装用をしばらく控えるなどです。

点眼薬

症状が軽い場合は目の表面が潤うようにヒアルロン酸やムチンなどを含む点眼薬などを使用します。炎症を伴う場合はステロイドの点眼薬を併用することあります。

涙点プラグ

点眼薬を使用しても効果が乏しい場合には涙点プラグによる治療を行います。涙点とは涙の排出口のことで、ここにシリコーン製のプラグで栓をして、眼内に涙を貯めて目を潤すようにするというものです。プラグの挿入は、点眼麻酔下で痛みもなく、短時間で行えることもメリットです。
当院では行っておりませんので、涙点プラグが必要な場合は連携医療機関をご紹介させていただきます。

液体コラーゲンプラグ

涙点プラグ同様点眼を使用しても効果が乏しい場合に行います。涙点に液体コラーゲン(体温によりゲル化する)を注入し涙点に栓をします。
当院では予約制で行っております。